@article{oai:wayo.repo.nii.ac.jp:00002102, author = {佐瀬, 竜一 and SASE, Ryuichi}, journal = {和洋女子大学紀要, The journal of Wayo Women's University}, month = {Mar}, note = {PDF, 自律訓練法(AT)を習得・指導する上で受動的注意集中は重要である。しかし、ATの研究は最終アウトカムに注目する研究が活発に行われてきた一方で、受動的注意集中自体に注目し検討する研究は十分に行われてこなかった。本研究では、今後の論点や研究課題を明らかにすることを目的として、受動的注意集中の定義、受動的注意集中の特徴を踏まえた指導、受動的注意集中の影響や効果としての受動的受容の視点に分けて、マインドフルネスやフォーカシング的態度など類似の概念に関する研究も参照しながら受動的注意集中に関する先行研究の知見を整理した。整理した情報を踏まえて、1)受動的注意集中の現時点での定義を「自律訓練法の練習を継続する中で段階的に可能になってくる、瞬間瞬間の身体感覚、言語公式、身体感覚の変化を評価せず、自分の感覚を信頼して好奇心を持って、一点集中ではなく広く観察すること」と定められること、2)受動的注意集中の定義や要素を踏まえた指導が必要であり、そのような指導を意識することによって指導のガイドライン策定が可能になっていくこと、3)受動的注意集中の影響や効果として挙げられる受動的受容は受動的注意集中が般化し、持続時間が増え、能動的注意集中と受動的注意集中の切り換えができるようになった状態と捉えることが可能であること、4)ATには受動的注意集中が受動的受容に自動的に移行しやすい仕組みが内包されており、受動的注意集中と受動的受容のつながりを意識することが効果的なAT指導につながること、の4点を論じた。}, pages = {41--52}, title = {自律訓練法における受動的注意集中の概念的整理−研究および実践上の課題−}, volume = {64}, year = {2023}, yomi = {サセ, リュウイチ} }