@article{oai:wayo.repo.nii.ac.jp:02000012, author = {河村,秋 and KAWAMURA,Aki and 小渕,隆司 and OBUCHI, Takashi and 小稲,文 and KOINE,Fumi and 矢郷,哲志 and YAGO, Satoshi}, journal = {和洋女子大学紀要, The journal of Wayo Women's University}, month = {Mar}, note = {PDF, 【目的】本研究では、1~2歳児の養育者が心配する、子どものこわがるものや場所、子どもの行動について、子どもの月齢、性別ごとの特徴を明らかにすることを目的とした。 【方法】特に先天的な疾患を持たない1~2歳児の養育者1000名を対象に日本語版Infant-Toddler Social and Emotional Assessment(以下、ITSEA)を用いたweb調査を実施した。日本語版ITSEA170項目のうち12項目(A8、A36、A37、A41、A42、B21、B22、B23、C5、E15、E16、E17)に付随する記述回答の内容を調査対象とした。月齢群別(12~17か月、18~23か月、24~29か月、30~35か月)に項目の平均得点について、一元配置分散分析を用いて、男女別の項目の平均得点についてt検定を用いて比較した。記述項目の内容について、こわがるもの、場所などについての設問、子どもの行動についての設問に分けて、月齢群別、男女別の傾向を、テキストマイニングを用いて分析した。抽出した語について、語同士の類似性と共起性を示すJaccard係数を算出し、それに基づく共起ネットワーク図を作成した。 【結果】月齢群別平均得点:A37について、12~17か月児と24~29か月児、18~23か月児と24~29か月児、30~35か月児間で有意な差が見られた。A41について、24~29か月児と12~17か月児、18~23か月児に有意な差が見られた。A42について、12~17か月児と18~23か月児との間、24~29か月児との間、30~35か月児との間で有意な差が見られた。E17について、12~17か月児と18~23か月児、24~29か月児、30~35か月児間で有意な差が見られた。  男女別平均得点:A41、E17について、男児が女児よりも有意に高い傾向であった。記述内容から抽出された子どものこわがる対象は、「鬼」、「暗い」、「掃除機」、気になる子どもの行動は「頭」、「くるくる回る」、「紙」などであった。 【結論】子どもがこわがる対象として、低月齢では、音の出るものが多く、月齢が上がると、体験に基づくものが対象となっていた。からだをゆする、手をひらひら動かす、頭を打ち付ける、くるくる回るなどの行動は、12~23か月児の方に多く見られ、月齢が上がると減少していた。食べられないものを口に入れたり噛んだりする行動は、12~17か月の児に多く見られ、月齢が上がると減少していた。男女ともに、くるくる回る、噛む、頭を打ち付ける行動は多かったが、男児の方が叩くといった行動が多く、女児は口に入れるといった行動が多かった。月齢、性別ごとのこわがる対象、子どもの行動の特徴を踏まえ、養育者からの相談への対応や事故予防などに活かしていく必要がある。}, pages = {77--89}, title = {養育者が心配する1~ 2 歳児のこわがる対象と行動の分析}, volume = {65}, year = {2024}, yomi = {カワムラ,アキ and オブチ,タカシ and コイネ,フミ and ヤゴウ,サトシ} }